GT-1000の圧倒的な音の表現力や演奏感触、そしてそれに伴う膨大な機能、音作りを進める中で不意にセンチメンタルになる事もあります。
「女の子にはセンチメンタルなんて感情はない」という言葉を思い出されます。
セラミックハートを引っ提げ、白玉無しアーム無しで嵐を呼ぶものに挑むような感覚をGT-1000に感じつつ、ボンバーガールやってみたいなと。
という長い冗談はここまでにしまして、アコースティックギターシミュレーターと、AIRDアンプのTRANSPARENTを使って、エレキギターでアコギな音作りにチャレンジし、なにか新しい発見を探しに行きましょう。ちなみにアコギは持ってません!
とりあえずプリセット08-3のRICH ACOUSTICを参考にしまして、プリEQ等はそのままに、そこから自分なりにエフェクトを配置してみました。プリアンプ前段にアコギシミュとアコースティックレゾナンスという構成、そのすぐ後ろはコンプですね。一応音質補正目的にその前後にEQを配置してみます。
プリから後ろの空間系エフェクトは後の飾り付け要員でございまして、先ずはアコギっぽい音を目指して上手く行った後は、なにか幻想的な音でもできたらいいなと、不思議なGTなら叶えてくれる筈です。
AC GUITAR SIMをON、何故か昔からギターはフロントPUを使うのが一番しっくりくる音になるんです、ハムバッカーならなおよし。シングルPUでストラトのフロントを使った場合は、エフェクトのパラメーターを上げて良いポイントを探る感じです。
これは昔GT-8から続く自分の伝統みたいなもんですね、まったく説明は出来ませんが、結構同じ境遇の方も必ずいらっしゃるでしょう。
続いてはAC RESONANCE、エレアコの音をマイク録りするような音にするという説明ですね。前にアコシミュを使ったのなら、それはもうエレアコギターになったのだ、これでさらに質感を上げるのだ!という感じなのかはよく分かりませんが、参考プリセットに従って使っときましょう。
マイクの設定も自分好みにしまして、私が作った音をよく聴いてみると、まあ下手なりにですが結構それっぽい音が出て楽しいですね。本気で使いこなすとアコギのボディタイプを意識しての音作りもできる筈なんですが、私ではここまででござりますよ。
もっと上級な使い方として、ホロウボディギターの音を作るようなプリセットもありますから、ギターシミュ的な音作りは健在であるのだと思い知らされました。
以前のGTではギターシミュレーターと、トーンモディファイを使って同じことをやったりしたもんです。そういうプリセットも既にGT-8からありました、過去が俺を笑いにやって来るとはこのことですね。
GT-8の8を倒せば∞か!本当に良いマルチエフェクターですよ!ガハハ!